4つのスパイスだけでカレーを作る
カレーは市販のカレールーを使用すれば誰でも簡単に作ることのできる料理です。
幼稚園生にだって作ることができますから、料理の基本とも言えると思います。
しかし、ルーを使わなくてもカレーは簡単にできます。
しかもたった4種類のスパイスのみで基本のカレーができちゃいます。
スパイスから作るカレー初心者に複雑なスパイスの組み合わせなんて必要ありません。
むしろ最初は簡単に作れることを体験し、それが楽しければどんどん凝ったカレーに仕上げていけばいいのではないでしょうか。
必要なスパイスは4種類のみ
スパイスからのカレー作りが難しそうだと感じる原因の一つに、
スパイスのことがよく分からない
ということが挙げられるのではないでしょうか。
しかし、カレー作りに最低限必要なスパイスはたった4種類だけなんです。
・クミン
・チリペッパー
それぞれのスパイスは以下のような働きがあります。
クミンはカレーの香り
コリアンダーは香り
ターメリックは色
チリペッパーは辛さ
なので、最低でもこの4つのスパイスがあればカレーを作ることができるのです。
ちなみに、香りのためのスパイスを2種類(クミン、コリアンダー)使っていますが、これは絶対に必要です。
クミンを嗅ぐと分かると思いますが、かなりカレーの香りです。
しかし、何か足りないと感じるはずです。
ここにコリアンダーを加えることで、僕たちがよく知るいつものカレーの香りになるのです。
味をつけるスパイスがないじゃないか
と感じるかもしれませんが、味をつけるためのスパイスなんてありません。
スパイスは基本的に香り付けのために使用するので、味を決定することはできないのです。
ではどうやって味を出すのかというと
塩
です。
スパイスに塩を加えることでカレーに味がつきます。
それだけの味付けだとちょっと、、、と思う方はそこに肉や魚介の風味を足していくことでより深い味わいとなっていくのです。
必要な物
たった4種類のスパイスでつくる基本のカレーのメニューを紹介します。
・クミン(大さじ1/2)
・コリアンダー(大さじ1)
・ターメリック(大さじ1)
・チリペッパー(適量)
・玉ねぎ(1.5玉)
・トマト缶(1/2缶)
・ヨーグルト(100g)
・鶏ガラ(適量)
・肉(何でも可)
・塩(小さじ1~1.5)
作り方(2~3人前)
①玉ねぎをみじん切りにする(そんなに細かくしなくてもいい)
②少し多めの油を使い、中火で玉ねぎを炒める(ここで塩を入れる)
③玉ねぎが飴色になったらトマト缶を半分、ヨーグルトを入れる
④肉を入れて焼く
⑤各種スパイスを投入
⑥水気が無くなりペースト状になったら鶏がらスープを入れる
⑦とろみが出てきたら完成
所要時間はおよそ40分。
玉ねぎを炒めるのに少し時間がかかります。
スパイスは事前に取り分けておくとさらに時間短縮できます。
カレーの出来上がり
今回は豚しゃぶ肉を入れた豚しゃぶカレーを作ってみました。
レトルトカレーとは少し違う、本格的なカレーに仕上がりました。
こんなに簡単でいいのかと思えるくらい簡単です。
切って混ぜるだけですから。笑
味もしっかりカレーです。
お世辞にも超美味しいとまではいきませんが、普通に美味しいです。
しっかりスパイスを感じることができますし、スパイスが効きすぎて匂いがきついなんてこともありません。
家でも本格的なスパイスカレーがこんなに簡単に作れるのが驚きですよね!
辛みや香りを自分で調整することができるということがやはり手作りカレーの魅力でしょうか。
じゃがいもやにんじんを使ってない分、準備も楽です。
スパイスの種類を研究するだけでなく、出汁の量や種類でもっと自由な味付けができそうな気がします。
ポイント
このスパイスカレー作りは非常に簡単ですが、唯一と言ってもいいほど一点だけポイントがあります。
それは、「飴色玉ねぎを作る工程」です。
玉ねぎを炒める火力が強すぎると焦げてしまいますし、弱すぎると飴色になるまでにかなり時間がかかります。
多少の焦げは全然構いませんので、中火で適度にかき混ぜながら炒めていくことが大切になります。
焦げたら焦げたで、カレーに少し苦味が加わって味に深みが出るのですが、焦がしすぎには気をつけてください。