熊本城の現在は?
特別公開第二弾は特別見学通路で天守閣まで見学できます。
こんにちは。
熊本城特別公開第二弾として、新しく特別見学通路が建設されました。
天守閣の内部へはまだ入ることはできませんが、崩れた石垣や建設真っ只中の天守閣を見学することができます。
特別見学通路は橋のように天守閣まで伸びているので、震災前に歩いていて場所を上から覗くこともできます。
そんな熊本城の特別公開について、実際見学するとどのような感じになるのか紹介していきたいと思います。
熊本城特別公開情報
熊本城は熊本地震の影響で石垣や建物の破損・崩落箇所が多く、見学はお城の外観のみを少し離れたところからしかできない状況が続いていました。
そしてこの度、2020年6月から特別見学通路が開通し、復興の状況やお城の震災へのダメージを安全・詳細に見学することができるようになりました。
今後、天守閣の修復工事終了などに伴って今よりも多くの場所が見学可能になると思われますが、今回は天守閣の復旧工事の様子も確認することができる特別公開第二弾についての情報と感想を綴っていきます。
特別公開第二弾 入園料
高校生以上・・・500円(400円)
小・中学生・・・200円(160円)
未就学児・・・・無料
()の料金は団体料金
共通入園券
2館共通券(熊本城・わくわく座)
高校生以上・・・600円
小・中学生・・・200円
3券共通券(熊本城・わくわく座・熊本博物館)
高校生以上・・・900円
小・中学生・・・300円
公開エリア
熊本城の城彩苑で入園料・共通入園料を購入することができます。
特別見学通路の入り口までは城彩苑から案内が出ているので迷わずたどり着くことができます。
共通入園料は必要ない(わくわく座への入館料はいらない)という人は、行奉坂を真っ直ぐ進んでいけば入り口へたどり着きます。
見学通路入り口では入園料のみ販売しています。
ちなみに僕は熊本城とわくわく座の共通入園券(600円)を購入しました。
また、入園券と一緒に整理券も配布されます。
混雑を避けるために通路の見学者を制限する狙いがあるようです。
見学者の人数によっては、券の購入から見学までに時間が空く可能性があるので、そんな時は城彩苑やわくわく座の見学をして時間を潰しましょう。
わくわく座では、見学通路でから見ることのできる建物の説明や昔の熊本城と現在の熊本城の姿の違いをVR映像を使って説明してくれます。
熊本城についてそこまで詳しくない人はもちろんですが、お城についての知識はあるけど特別見学通路を歩くのは初めてだという人も聞いておいて損することはないと思います。
僕的には入場料だけで500円払うなら、もう100円追加してわくわく座で説明を聞くことをお勧めします。
説明自体も15分程度なので退屈する前に出発することができます。
特別見学通路を見学!
わくわく座の2回から通路を抜けて見学通路入り口を目指します。
そんなにきつくはないですが階段があるので、登るのがきつい方は行奉坂(城彩苑横の坂)から行けば階段を使わずに入り口まで行くことができます。
階段を登って右に歩いていくと、行奉坂との合流地点につきます。
上の写真の右手に見える黒い建物が見学通路の入り口です。
この建物で入園料を支払うこともできます。
これが見学通路入り口です。
テーマパークっぽくもあり、お城の景観そ損ねることなくかっこいいです!
新築のような木の匂いも感じました。
天守閣にたどり着くまでに階段があるのですが、車椅子の方でも見学ができるようにエレベーターもあります。
そして、いざ見学へ!
いきなり見学通路の下の景色からスタートです。
勝手に見学通路ってプレハブのような作りかと思っていたので、すごく本気の通路にびっくりしました。笑
一気に期待が高まっていきます。
ものすごく眺めがいいです。
橋の雰囲気と熊本城の雰囲気が見事にマッチしています。
近代的なものとお城だと浮いてしまうのではないかと思っていましたが、しっかり設計されている気がします。
下から見た時から感じていましたが、見学通路は非常にしっかりした作りになっています。
一時的に見学してもらうためのものではないことが見てわかります。
また、わりと高い位置から見学することになりますが小さな子供でも落下の危険はなさそうです。
スマホを落としてしまえばさすがにひとたまりもありませんが。。
見学通路からは、震災後は映像以外では遠目でしか見ることができなかった場所も見ることができます。
復旧作業が進んでいるとはいえ、作業の難しさを目に見えて感じることできます。。
二様の石垣、天守閣、クレーンを一望することのできる場所もあります。
天守閣の工事は今だけなので、この景色を見ることができるのも僅かな期間のみです。
震災の影響でお城が崩れてしまったことは悲しいですが、滅多に見ることができない天守閣と重機という組み合わせが見ることができるのは復興だからこそです。
見学通路終点を通ってさらに階段(もしくはエレベータ)を上がれば闇り通路へと向かいます。
闇り通路は天守閣へ向かうために本丸御殿床下にある通路のことです。
闇り通路の石垣は全くと言ってもいいほど無事だったそうです。
本丸御殿の入り口が、ここ闇り通路にありました。
そういった詳細な説明も出発前にわくわく座で聴くことができます。
そしてこの闇り通路を抜ければ次に見えてくるのは天守閣です。
少し急な坂を登っていくと、、、
復旧工事中の天守閣が目の前に現れました。
この前まで加藤神社から遠目でしか見ることができなかった天守閣がこんなにも近くで見ることができるなんて感動です!
お城ですが工事真っ只中なので足場がいろんなところにできていて要塞のようにも見えます。
元の姿がいいに決まっていますが、期間限定であればこの姿もかっこいいです。
早く中に入って見学できる日が来るのが待ち遠しくなってきました。
見学に行ったのは土曜日でしたが、工事作業は行われていました。
現場の皆さん、お疲れ様です。
1つ1つの石が重く受け取るのが難しいのでしょう。
クレーンで1個単位で下から持ち上げていました。
これは時間がかかるわけですね。。。
ちなみに、天守閣の工事は来年の4月頃終了し一般公開されるそうです。
本当にこの姿を見ることができるのはあと1年。
この要塞感を見ることができるのはあと数ヶ月かもしれません。
天守閣が折り返し地点です。
休憩所があるのでそこで少し休んでから同じルートを帰れば入り口に戻ることができます。
同じ道ですが熊本市側の景観を眺めながら帰ることができます。
また、本丸とは反対側の建物や石垣を見ることができるので帰りも飽きることはありませんでした。
帰りの際も震災の影響を見ることができます。
復旧は大変だと思いますが、早く元の姿を見たいと改めて感じますね。
まとめ
熊本城特別公開でお披露目になった見学通路は復旧期間でも安全に本丸を見学することができます。
また、天守閣も近くで見学することができて少しずつだけど復旧が進んでいるのだと感じることができます。
日曜祝日は今回紹介した見学通路に加え、特別公開第一弾で使用された通路も開放されるそうです。
今しか見ることのできない熊本城の姿をぜひ見ていただきたいです。
震災の恐ろしさ、復旧作業の難しさを改めて考える良いきっかけにもなるのではないでしょうか。
これからも少しずつ進む復興を見守っていきましょう。